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南極オキアミのミール

サンプルとしていただいた南極「オキアミミール

を鶏に試験的に使ってみようと!!


取りあえず、鶏一羽が一日に食べる餌
その約3%になるくらいの量オキアミミール添加。

合計で6羽の餌に添加しました。
基本ベース餌に後からオキアミを添加するのではなく、ベース餌にオキアミミールを3%分投入し手で良く撹拌。
その餌を鶏に給餌させる方法でやりました。

これまで様々な素材で、試験をやっていた経験上だと添加後7~10日で効果というか変化が感じられたので
今回もそのくらいの日数添加

その鶏卵を

分析依頼をしました。

いろいろあたりましたが最終的には「日本食品分析センター」へ依頼することにしました。

9日間は分析から結果まで時間を要すると言われまして、待っていました。
少しは期待をしていましたが、

結果は・・・


「アスタキサンチン」・・・・・[不検出]-検出下限
「EPA(エイコサペンタエン酸)」・・・・・[不検出]-検出下限

あぁ~、そうなんだ。
なるほど・・・。

検出できる下限値を下まわるくらいしか移行していないということですな。
結果は・・・しょうがないですね。

しかし
「DHA(ドコサヘキサエン酸)」は平均的な普通卵よりも1.5~2倍ほど含有量でした。

ベースの飼料とのカラミもあるのでDHAは高い数値が出たのでしょう。
がっかりしたのと同時に、今回の結果で分かったこともあります。

それはやはり天然素材そのままで鶏卵中の何かを大幅にUPさせるのはかなり困難というか至難の業だということです。
これは、分かっていたことでもあるのですが、実際数値で見ると納得できます。

で、これをどうにかしようとするならば、使用するのが濃縮や抽出など特別な処理をして成分特化した単味飼料!
これを使うと数値としては出やすいんですよね。サプリみたいなもんで。


業界の流行りでは
「アスタキサンチン」ならファフィア酵母飼料を添加
「EPA/DHA」なら魚由来の油や魚粉等です。
ほとんどがこれかなって感じです。
理由を推測するに、価格と保存方、使用法が合うってことだとおもいます。



それに比べると『オキアミ』は高価、保存が面倒、使用法も探り探り。



栄養強化卵で売るには数値が高いほど良い
しかし飼料のコストは上げたくはないとなれば一点強化、必然的にそうなりますよね。

しかし、そうなると気になるのが
EPA/DHAなどオメガ3と言われるものは含有量が多ければ本当に良いモノなのか
何由来のもの、なのかは関係ないのかがかなり疑問でした。

調べてみると、どうやら成分表としての「EPA」「DHA」表記は同じでも、結合型が違うということらしいのです。

となると魚由来のEPA/DHEのものとオキアミ由来のEPA/DHAでは質が違うということになるはず

これを解決しないといけないのは、中々の難題。

栄養強化卵を目指していないとはいえ、いろいろ試してしてみたいところではあります。

次はどうしますか。
IMG_NEW.jpg










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チョー抗酸化作用物質「アスタキサンチン」

アスタキサンチンとは?!

天然のカロテノイドだ!!

んじゃ、カロテノイドとは?!

自然に存在する色素で、野菜とか果実とかに含まれる黄色・橙色・赤色の色素成分の総称。
(β-カロテンとか)らしい。

赤い色素であるアスタキサンチン を含む甲殻類、鮭、イクラなどの一部の魚介類にも含有される。

んでも、そのアスタキサンチンはどこからきているかというと、やっぱり植物で「藻(も)」です。
「ヘマトコッカス藻」これがアスタキサンチンを生成する産地みたいなもので、まさにアスタキ産地

この藻を微生物やらが食べてそれを鮭とか甲殻類が食べるするとみんな赤くなる

なるほど、食物連鎖で赤くなるわけですね。


その「アスタキサンチン」が抗酸化作用(活性酸素に対抗)がとても高いという話です。

どのくらい高いかというかと・・・ビタミンEの500~1000倍!(なんじゃそりゃ?!)

このアスタキサンチンを海のものだけでなく陸のものにも使用できないものかと。
いうことで、アスタキサンチンを養鶏に鶏卵にという話。

しかしこのアスタキサンチン、採卵養鶏にだいたい決まって使われるのは「ファフィア酵母」という素材。

ファフィア酵母は、自然界ではミズキやナラの樹液に生息し、ピンク色から赤色のバター状コロニーを形成しているらしく、それを培養して商品にしたものですね。

なんでこれが養鶏飼料にイイかというと、まず使いやすい・混ぜやすい・カラーフォンが一定に安定しやすい、それに保存しやすいってところだとおもいます。

ほんでまだまだ使われていないのが海の赤いやつらサケ・いくら・カニ・エビ・オキアミの赤色の藻と!いや元
ヘマトコッカス藻」由来のアスタキサンチン

どうせ使うなら海の藻からの方がいいのかなーなんて漠然と思いました。

しかしこのへマトッコカス藻はそのままでは吸収消化できないそうな、なので特別な処理をするようです。
これを飼料に添加するとヘマトコッカス藻由来のアスタキサンチンということになるんですね。

興味津々。
ありまする。



りんごをカット!!シャキーン。

いただいてきた「摘果りんご」なにをするのかといいますと・・・!

鶏さんに食べさせたいとおもいます!!

それは、「りんごポリフェノール」が豊富なんです!!もちろんビタミンやミネラル分もはいっていますが。


それでは食べやすいようにカット!!
摘果リンゴカット
さすが摘果リンゴは酸素に触れた部分の変色スピードが早い。

しかし、沢山の量のリンゴをカットするのも一苦労・・・なんせ芯が堅い。結構疲れます。

が、どうにかやりました。

う~ん。

キャベツや大根の葉は楽しいけど、こいつは、


何かいい道具はないものか・・・

ネットで検索・・・

業務用しか出てこない。
数十万円~

一体何屋さんを始めるつもりだよ。と言われてしまいますので、もっと手ごろで使いやすいモノ。

お!!

これは、いけるかな。早速注文してみます!!

2日後届きました。さすがA~ma~zon!!
GEFU ベジタブルチョッパー ハンドル付き 13900GEFU ベジタブルチョッパー ハンドル付き 13900
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GEFU (ギフ)

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まーあまり画像がなかったので一か八かでしたが、
GEFU キューブカッター
こんな感じです。説明書は外国語と日本語の2種類入っていました。

でパーツをバラしてみると、
GEFU カッター パーツ
こんな感じで「シンプル」ですが、洗いやすいです。
ほんで使ってみましたが、材料が堅いものほど包丁などで、大雑把にカットしたほうがいいです。
そのままはおススメしません。
右にも左にもハンドルが回るので、「かたいな~」とか「きついな~」とか感じたら無理に回そうとせずに、逆回転させた方が壊れなさそうです。

しばらく、これでリンゴカットしてみます。


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蔵王鶏卵司~たまごの我妻屋~オリジナルブランド卵『湧々地在卵(ゆうゆうじざいらん)』 by我妻養鶏場



りんご~かわいいや~かわいやりんご~!

本日、お願いしていた「林檎」の摘果(間引き・間もぎ)をするということで、「実(リンゴ)」を貰いに(拾いに)行ってきました。


リンゴ畑の山に来て!とだけ言われて軽トラで向かいましたが、初めての道で全然まったく分からず。

取りあえずまっすぐ山へ向かいましたが、やはり分からず・・・



見かけた作業中の方に話しかけ目的の畑の場所を聞き、出発。

しかし、十字路がつぎつぎ出現。



今度は、トラクターで作業中の方に聞き更に上へ。

また十字路・・・



ここで電話をかけると「あんだ、今どこにいんの?」

十字路です。いや、どこの十字路か分かりませんが、結構近いところだと・・・

「あぁ、見えた、そこ右だ!」「よくここまで来れたなや。」

はい、自分でもそうおもいます。



と目的の畑に着くと、何と見晴らしのいいところ。

絶景です。(この時はガス掛っていて奥まで見えませんでしたが。)
りんご畑 景色



早速、カワイイりんごを拾います。

へー、小さくてもリンゴの形が分かりますね。
かわいやリンゴ

ありがとうごさいます!!りんご・なし・もも・果樹・花木の我妻さん。



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地元宮城産「ゼオライト」

ゼオライト」とは、火山活動などによって大昔から年月をかけてつくられた天然の鉱物

用途は様々で、吸着や吸収を主とした物で、水分の調整や脱臭、水の浄化やアレルギー物質の吸着など。

なかでもとても興味があるのが家畜の飼料添加物としての使用で!!

水分調整・整腸作用・糞の臭い軽減などが期待できるらしく、地養卵をつくる「地養素」にも「沸石」の名称で使われています。

どこで売っているのか、どんなものがあるのかも分からないのでインターネットで検索していると日本各地にゼオライトの採掘場所があるらしく、飼料添加を目的とした商品も5つくらい発見できました。

しかし、距離も遠く、送料などを入れるととても高価なものになってしまい二の足を踏んでいると、宮城県にも会社があるのを見つけ、しかも愛子なのでそこまで遠くもないとおもい、取りあえず営業所に問合せのFAXを送ってみました。

すると数日後に返信が来ました。直接商品サンプルを持って「ゼオライト」の説明をしに来てくれるらしい。

ということで、後日ゼオライトの会社「新東北化学工業株式会社」の営業所長さんがサンプルを持ってきてくれました。

ゼオライト(宮城県仙台愛子産)鉱物の種類では「モルデナイト型」になるそうです。
高温処理をしているので安全だということです。
採掘から商品になるまでを自社一貫でやっているという事なので、イロイロな注文にも対応できると言っていました。
ホントに多業種から問合せや注文があるらしく話を聞くだけでもかなりおもいろいですし、あんなモノやこんなモノに使われていると勉強になります。

それで、本題の鶏への飼料添加ですが宮城県では県北に一件、他県には何件か卸しているみたいなのですが、まだ養鶏にはメジャーではないようです。牛さんや豚さんでは結構使われているようです。

そのためか、営業所長さんも養鶏の飼料添加についてはまだまだ勉強段階のところが多く、試してみて下さいということで「ゼオライト」置いていってもらいました。

なので有り難く使わさせていただきます。
ゼオライト サンプル 愛子産
6種類のサンプルを持って来てくれました。
その中で
ゼオライト サンプル2460♯
このサイズを使ってみる事にしました。

飼料に混ぜる割合などいろいろやってみるしかないですね。


~tamagoman遊喜~
宮城県は刈田郡蔵王町で養鶏業を営んでいるヒヨッコです. 東日本大震災の復興はまだまだ途上です。沿岸部の問題は難題です。

tamagoman遊喜

Author:tamagoman遊喜
たまごの我妻屋のこだわり卵「彩幸卵」と蔵王町の情報も少しづつやっていきます。
よろしくお願いします。

リンクから「たまごの我妻屋」のHPへいけます。

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